2010年5月24日月曜日

ガッツポーズ!ガッツ石松

ガッツ石松
本名は鈴木 有二(すずき ゆうじ)。
1949年6月5日生

元WBC世界ライト級チャンピオン。
51戦31勝17KO 14敗 6分

現在はタレントとしての方が有名かもしれません。
幼少期極貧の中で育った石松は、世界チャンピオンになって、うまいものを腹いっぱい食べるんだ!と誓ったそうです。

栃木から上京して、ヨネクラジムに入り、最初の誓いどおり見事チャンピオンになったのでした。
とにかく減量に苦しんだボクサーでもあり、水が飲めないということがこれほど苦しいものなのかと、思い知ったということです。

現役時代は「幻の右」という右ストレートを武器に見事なko劇を何度もなしえています。
倒れても向かっていく姿に観客も大声で応援をしました。
清水の次郎長のような、さんど笠の独特な入場シーンも話題になり、人気を博しました。

エピソードもたくさあり、現在だれでもつかう「ガッツポーズ」はガッツ石松のガッツからきているのです。
試合に勝利したガッツ石松氏の姿をみたスポーツ新聞の記者が次の日の新聞の見出しにしたことから始まったと以前テレビで言っていました。

他には、チンピラに絡まれている弟を助けるために7対1のケンカをして勝ったなど、伝説も多くあります。

引退後は選挙にでて負けて、借金を背負うなどありましたが、俳優として、高倉健と共演するなど、不動の地位を築きあげました。
当時、ボクサー上がりの俳優はとても馬鹿にされたそうです。
それでも「いつかみてろ」とじっと耐えて、その後認められるようになったのはあまり知られていません。