白井 義男(しらい よしお)
1923年11月23日 - 2003年12月26日(享年80歳)
世界フライ級チャンピオン
65戦53勝(22KO)8敗4分
近代的日本ボクシングはこの人からはじまったといっても過言ではないでしょう!
日本ボクシング界の歴史を変えた男白井義男です。
戦後間もない、当時のボクシング界はまだ、「拳闘」といわれていた時代に多くの観客を希望と勇気を与えた、日本が誇るボクサーの草分け的存在。
当時、とにかく、殴られても耐えて、耐えて、根性で勝て!というような考えが当たり前でした。
そこに白井義男はカーン博士と出会い、科学的に根拠のある練習を取り入れて、「やみくもな殴り合い」から「ボクシング」をすることになり、見事チャンピオンの座を手に入れました。
カーン博士と白井義男はまさに家族のような関係で、お互いが絶大なる信頼の元同じ目標に向かって練習していました。
テレビ等でも、二人の関係はなんどもドキュメントとして、放映されましたし、ご存知の方も多いと思います。
第二次世界大戦で、敵と見方で殺し合いをした国どうしの人間が、戦後家族のようになり、二人で一緒の目標を追い、見事世界チャンピオンになる様は本当に感動します。
彼らが日本ボクシング界の躍進をもたらしたのは言うまでもありません。
最後の試合の視聴率は96%だったという記録もあるほどです。
今後この記録が抜かれることはないでしょうね。